ギグレース競技規定(抜粋)
参加資格
・主催者はGRA懲戒規定の該当行為により、適用を受けた者へのレースの参加を禁止するとともに、競技会場への入場を制限することができる。
マッシャー(ドライバー)
・レース中は、病気や外傷による場合に限り、認定された者に交替する事が認められる。その場合はレース・マーシャルの承認を受けなくてはならない。

疾病

・狂犬病、ジステンバー、肝炎、レプトスピラ、あるいは他の伝染病の発生した場所から犬も装置、器具類などを持ち込んではならない。
・伝染病及び皮膚病等健康上の問題が認められた場合は、そのチームは参加資格を失うとともに、直ちに会場から退去しなければならない。

器具類検査
・マッシャー、チーム、及び器具類は、スタート時間の最低10分前に、検査できるようにする。
ライン及びハーネス
・全てのレースドッグは、ネックライン、タグラインに繋がれていなければならないが、リーダー犬はタグラインだけでも良い。しかしリーダー犬が2頭であれば、ネックラインで各々繋がれる。
・全てのレースドッグは、ハーネスを装着する。
・安全性等で不適当と判断された車両は、許可されないことがある。
・窒息するおそれがある口輪又はチョークチェーンは使用してはならない。
・スレッギー、その他の弾性体を用いた器具を装備した場合、競技役員の許可を受けるか、安全性を確かめなければならない。

スタート位置とタイム

・自転車部門のスタート位置は、犬の鼻先とする。
・スタートに遅れたチームは、そのクラスの最後のチームがスタートした後に、出走タイムが与えられる。
・次のチームの出走タイムの30秒前に、スターティングエリア(約20m)を通過しないチームは失格になることがある。
・ノービスクラスサポート者のスタート位置は、スターティングエリア内とし、自転車の使用は認められない。

フィニッシュ

フィニッシュ地点
・チームの先頭が、フィニッシュラインを通過した時をフィニッシュとする。
・ノービスクラスのフィニッシュは、チームの先頭若しくはサポート者のうちのどちらか遅れてフィニッシュラインを通過した時をフィニッシュとする。

タイム計測

・同タイムの場合は、マッシャーの体重が重い方を上位とする。

競技場規則

・チームがとレールから離れた場合、マッシャーはチームを離れた時と同じ場所に戻さなくてはならない。
チームのマッシング
・マッシャーは自転車(もしくはスクータ、RIG)に乗るか、ペダリング、場合によっては降りて走ってもよい。
・ノー・ペダリング・ゾーンでは、マッシャーは自転車をペダリングしてはならない。
・ノー・ペダリング・ゾーンでペダリングしたマッシャーは、そのレースのタイムに10%のペナルティータイムが課せられる。

トレール内での補助
・全てのチームは、トレールに配置された競技委員、コーススタッフから平等に補助を受けることができる。
・ハンドラーや観客の補助は、犬が離れたり、他のチームあるいは人に、明らかに危険のある場合を除いては、自転車(もしくはスクータ、RIG)を持つことに限定される。
・ノービスクラスのサポートを除き、チームの走行の捕縄は禁じられている。
・チームのマッシャーが、他のチームを追い越そうとする時は、リードドッグが前のチームの15m以内に追いついた時に、優先権を要求することができる。
・追い越されるチームのマッシャーは、追い越すチームの邪魔にならないように横によけ、ペースを落とし、もし、追い越すチームが停止するように要求した時は、停止しなくてはならない。
・優先権の無いフィニッシュゾーンでチームが追い越された場合、そのチームは停止しなくてもよい。
・追い越されたチームのマッシャーは、大声、オーバーアクション、又はGIG等で、追い越すチームの通過を妨害してはならない。十分な通過を与えなかった場合、抗議を受けるか又は失格になることがある。

レース中の行為

責任とスポーツマンシップ
・全てのマッシャーは、犬と自分のチームの行為に対して、レース会場の内外を問わず、責任を持たなければならない。
・常識良識のあるスポーツマンシップが遵守されるべきである。マッシャー、並びにチームの責任者が、レース会場内外問わず、スポーツ競技を妨害していると競技委員が判断した場合い、そのチームは失格となる。
レースドッグへの虐待
・ムチなどの道具も含め、使用に関わらず、レースドッグへの虐待は禁止する。
・競技委員が、レースドッグが虐待されていると判断した場合、そのチームとマッシャーは失格となる。
・競技委員が、チームの行為がスポーツ競技として好ましくないと、決定しチームは失格となる。

規則違反
抗議及び異議の申し立て
・他の競技者のルール違反に抗議申し立てを希望するマッシャーは、事件が発生した競技の終了後直ちに競技委員に届け出る。報告は口頭でもよい。
健康管理など
・レースドッグは、ワクチンや狂犬病の予防注射を、1年以内、競技化の始まる20日前迄に済ませておかなければならない。もし発病している疑いのある場合は参加させてはならない。

事故

・大会の事故については、応急処置のみ主催者が行う。その後の処置は自己負担となる。
・主催者は万一の事故に備えて損害保険をかけており、事故が発生した場合は速やかに主催者に届け出ること。
・犬が原因で発生した事故については、当事者並びに飼い主の責任である。

お問い合せは・・・ギグレース協会事務局まで
TEL0771−76−0338   FAX0771−76−0817


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