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■なんちゃって ラリーオビディエンスとは・・・ 日本では室内で暮らすイヌが増え、栄養や健康管理(ケア)も良くなり、イヌの寿命もヒトと同様に延びています。良いことばかりではなく、イヌにもヒトと同じように肥満や痴呆症などの問題も起きてきています。今後、日本の犬の登録頭数が500万頭近くに落ちたとしても、日本のイヌを取り巻く現状から、ドッグランのようなイヌが自由に運動できることによる病気の予防などに繋がり得るハードとしての設備需要は、これからも増えていくのではないかと思われます。 それにともないソフト面から見ると、イヌの運動量・質の改善やコミュニケーションを深めるため、まだいろいろな試みが可能ではないかと思考します。本格的なドッグスポーツではなくとも、より簡便なドッグスポーツを取り入れてみることでイヌとの暮らしに、潤いもさらに増してきます。ドッグスポーツはイヌのためばかりでなく、ドッグオーナーも愛犬と一緒に上達する喜びを楽しむことができます。しかし、本格的なドッグスポーツを楽しみたいドッグオーナーばかりではありません。そうしたドッグオーナー向けに、ニッチ・ドッグスポーツとして、訓育遊技「なんちゃってラリーオビディエンス」を考えてみました。 このゲームから、イアン・ダンバー博士がゲームを通してイヌがしつけられていくように考えた「K9ゲーム」と同様に、ドッグオーナーが愛犬の運動の大切さの理解を深められるとともに、イヌがヒトの社会で暮らすためのマナーを遊びの中から、ドッグオーナーと一緒に学び取れるようにもなると考えています。 ■訓育遊技/なんちゃって ラリーオビディエンスの概要 ラリーオビディエンスはアメリカ発祥のオビディエンス(訓練競技)で、ヨーロッパでも人気が高まってきているドッグスポーツです。プレートに書かれた動作を順番にクリアしながら、ゲーム感覚で愛犬と一緒に楽しむレクレーション・スポーツとしての趣が強いようです。この「ラリーオビディエンス」をヒントに、オリエンテーリングの要素も加味して、アレンジしたゲームが「なんちゃって ラリーオビディエンス」です。 駅のイベントなどで行われているスタンプラリーのように、幾つかのチェックポイントを会場となるフィールド内に設定して行います。例えば、今回は5ヶ所のチェックポイントを設け、3ヶ所は「愛犬クイズ」としてクイズポイントにし、2ヶ所は犬と対面して「マッテ」90秒などのベーシックなオビディエンスポイントにしました。各ポイントには「訓育遊技」として指示の書いたプレートや設問の書かれたカードを設置します。愛犬と一緒に家族みんなで、チェックポイントを廻る順番を決めてゴールを目指すこともできます。今回は成績の良かったペアにプラーなどをプレゼント。(主管:ドッグスポーツ愛好会) |
対面して「マッテ」90秒 | 「 8の字」お散歩 |
「 8の字」お散歩 | 対面して「マッテ」90秒 |
譲渡会場内の一角に置かれた愛犬クイズのプレート | 愛犬クイズに親子でチャレンジ |
対面して「マッテ」90秒 | 「 8の字」お散歩 |